■■長生マッサージ　ボランティア報告

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被災地支援マッサージから知的障害者マッサージまで
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長生学園では、卒業生が中心となりマッサージのボランティア活動を行っています。

長生の手技は、ベッドの上でなくても布団の上や床、椅子など場所を選ばずに行う
ことができます。また子どもからお年寄りまで幅広い年齢の方に対応することがで
き、衣服の上から施術することができるので、ボランティアにとても有効的な手技
といえます。

ボランティア活動は、平成7年の阪神・淡路大震災から始まり、東日本大震災の時に
も避難所で多くの方に長生のマッサージを受けていただきました。

現在は、神奈川県厚木市にある知的障害者支援施設、社会福祉法人すぎな会にて隔月
で行っております。活動内容は、施設に入寮している利用者さんにマッサージを通し
て健康の手助けをさせて頂いたり、コミュニケーションを楽しんだりしています。
この活動により初めてマッサージを体験される利用者さんも多く、身体が楽になるだ
けでなく、情動が落ち着いたり、最初コミュニケーションが全く取れなかった方が、
挨拶し会話出来るようになるなど、改めて人との関わりの大切さや人体の不思議さに
驚かされ、心のこもった手当ての大切さを学ばせていただいています。

ボランティアは、長生学園卒業生有志によって行われており、普段は自分の治療院や
病院、福祉施設などでマッサージ師として第一線で活躍中の方々ばかりです。現場で
培った実践的な手技や知識は、見学している在学生のみなさんにも良い刺激となって
いるようです。

ボランティアの後の懇親会では、講師・卒業生・在校生が一緒に集い、日ごろの治療
の悩み、長生術にかける熱い思い、進路の相談など同じマッサージ師としての話題は
尽きず、長生マッサージボランティアの絆が育っています。

担当：講師　中山晃

【ボランティア活動経緯】

1995年1月　　阪神・淡路大震災　避難者へのマッサージ（西宮市廣田小学校）

2011年4月　　東日本大震災避難所　避難者へのマッサージ（川崎市等々力アリーナ）

1996年～現在　社会福祉法人　すぎな会　障害者支援施設（神奈川県厚木市）
※2010年6月に長年の活動が評価されすぎな会より感謝状授与されました。