中村 晃慈郎さん
中村 晃慈郎さん
1996年夜間部卒業 王拯治療室院長(さいたま市)
スポーツの分野でも活躍! 施術で人生のバックアップをしたい。
■この仕事の魅力・やりがい
埼玉県にある「王拯治療室」の代表を務めています。実は母も長生学園の卒業生で、治療室を経営していました。自分自身は学校卒業後に、イタリアでプロサッカー選手のトレーナーを経験。選手や監督と共に長いリーグ戦を戦っていく楽しさを教えて頂きました。帰国後は母の治療室を継いで開業。以前からのお客様やそのお子さんの世代など、多くの方に来て頂いています。この仕事のやりがいは何といっても、患者さんが活躍する姿を直接見ることです。施術により不調が改善することで、スポーツ選手は試合で結果を残し、会社員の方は仕事で成果を上げる。そんな報告をもらう時が何より嬉しいですね。
■私の学生時代
私の通っていた夜間部は午後6時からの授業のため、社会人の方が多かったです。私自身は高校卒業後にすぐに入学し、アルバイトをしながら通学。クラスメイトは定年間近の商社勤務の方や、30代のオートバイレーサーなど職種も経歴も年齢もバラバラ。一度社会に出ている方ばかりだったので、教養や知識、学びへのモチベーションなど、いい影響を受けながら過ごせた3年間でした。そして今、仕事をする上で軸となっているのが長生の実技授業です。長生学園の真骨頂がすべてつまった授業で、「手だけでここまで出来るのか」と衝撃を受けました。国家試験対策だけではない、プラスαの技術・知識・心構えまで学べるのがよかったですね。
■これからかなえたい夢・目標
イタリアでのトレーナー経験から、海外でのマッサージ師の需要の高さを感じています。今後は、日本だけでなく、海外の方にも長生で培ってきた技術を伝えていきたいという思いもあります。また、この治療室では地域の子どもたちを対象に、ケガ予防のストレッチ教室を開いています。以前からサッカー少年団の子どもたちが治療室に通っていたこともあり、ケガを予防するための準備やトレーニング方法を教えてほしいという親御さんの声からスタートしました。子どもたちにとってこの治療室が、いつでも相談しに行ける場所でありたいと思っています。