栗原佑輔さん
栗原佑輔さん
2021年夜間部卒業 株式会社フレアス勤務
腕一つで人を癒せるマッサージ師に転職
入学のきっかけ、学校生活
家電量販店やシステムの法人営業の会社で勤務していましたが、あまりの激務に身体を壊し、手に職をつけて転職をしようと考えました。いろいろ探す中、腕一つで人を癒すことができるマッサージ師の国家資格に惹かれて長生学園に入学しました。
数ある学校の中でも、長生学園は身体を治すだけでなく心も整えることに重きを置いていることに共感して決めました。
学校生活では、3年間クラス委員をやっていたのもいい思い出です。勉強ははじめは難しく感じましたが、一度社会人を経験したからこそ再び学ぶことの面白さを実感することができたと思います。2年の終わりくらいからコロナの感染が拡大し、なかなか予定通りに授業や施術練習ができない時期もありましたが、なんとかみんなで乗り越えることができました。
訪問マッサージ師として勤務
卒業後は、フレアスという訪問マッサージの会社に就職し、横浜近辺で訪問マッサージをしています。僕は主に車で移動し一日に10件ほど担当しています。他の仲間のなかには、自転車やバイクで移動している施術者もいます。
訪問マッサージとは、患者さんのお宅で行う医療マッサージです。患者さんは、医師の同意書を得て医療保険を利用してマッサージを受けることができます。訪問先の患者さんは、みなさんそれぞれの身体の状態や疾患が異なるので、医療知識が必須になります。中には重度の疾患の方もいらっしゃいます。学校で学んだ医療知識や技術をフル活用しつつ常にアップデートも必要です。
患者さんの身体の痛みや不調を少しでも和らげたり、日常生活でできることを増やしてあげられるように毎日がチャレンジです。責任も重いですが、患者さんが「待ってたよ」「とっても楽になった」「〇〇ができるようになったよ」とおっしゃっていただけるのが何よりのやりがいにつながっています。
長生術の学び
施術対象が高齢者の方がほとんどなので、学校で習った音が鳴るような脊椎矯正を行うのことはなかなかないですが、把握を中心とした長生の施術方法や、一般操作は毎日使っています。また長生の「心を大切に」という考え方は、現場に出てつくづく大切だなと実感しています。
入学を考えている方へ
自分も転職をするときにいろいろ調べましたが、自分の手だけで相手に喜んでもらえる仕事はなかなかないと思います。人の身体をケアする仕事ですが、自分や家族のケアをすることにもつながります。コロナ禍が明けて、ますます訪問マッサージの需要はますます高くなっているように感じます。マッサージ師の仕事に興味のある方、ぜひチャレンジしてみてください!